百年後芸術祭 ③ 君津エリア 内房総アートフェス (千葉県君津市) 2024年5月


「百年後芸術祭 内房総アートフェス」袖ケ浦市と市原市に続き今回は君津市・富津市の作品を周りました。作品数が少ないので時間もそれほどかからないかと思いましたが、各作品をゆっくり見入ってしまい、車で半日ぐらいかかってしまいました。

まず君津市の作品から、特色の異なる作品が4つ、とても見ごたえがありました。

(2024年5月)


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佐藤悠「おはなしの森 君津」
Yu Sato "KIMITSU OHANASHI FOREST"
八重原公民館

木造のおしゃれなデザインの公民館内に展示された作品はとてもポップで優しに溢れていました。パフォーマンスは残念ながら見る事ができませんでした。

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深澤孝史「鉄と海苔」
Takafumi Fukasawa "Iron and Seaweed"
八重原公民館

製鉄所ができる前、君津市の海は海苔づくりがとても盛んだったそうです。
時代とともに変わっていった、君津市に関り深い海苔と鉄をテーマにした作品。
公民館周辺の外側、室内を通って出た場所などに展示されています。


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さわひらき「Lost and Found」 Hiraki Sawa "Lost and Found"

場所は行けばわかるだろうと思っていたのですが、こちらは見事に迷ってしまいました。
ナビに入れてようやく到着、住宅地にひっそりたたずむ保育園、昨年の春で残念ながら閉園してしまったそうです。
4つの部屋に映像などの作品が展示。映像が流れるのは一つの部屋のみで、順番に上映され見る事ができるようになっています。映像はとにかく美しく、全ての作品を見入ってしまったので思っていたより長く滞在してしまいました。
こちらの保育園を卒園されたお子さんか?がお母さんと訪れて懐かしむ姿もありました。



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保良雄「種まく人」
Takeshi Yasura "The Sower"
吉川工業内箕輪社宅

おそらく好き嫌いがわかれ、かなりの方は意味がわからないと感じそうな作品。
でもなんだか凄かったです。人が住まなくなり月日が流れ傷みが進む団地内、室内に入るだけでも興味深く少し恐怖を感じました。
かつての鉄鋼業の勢いが失われ、時代に取り残された建物が市内にはまだかなり残っているような、製鉄所内にも多くあるのでは。
恐らく数年後には取り壊されてしまうだろうこちらの団地、こんな光景はもう見る事はできないような気がするので、とても貴重な体験でした。
しかし、よくこの場所を会場に選んだなと感心してしまいました。


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内房総アートフェス - 百年後芸術祭

【会期】2024年3月23日(土)〜5月26日(日)※火・水曜日定休(4月30日・5月1日は除く。一部施設は通常営業)(全49日)
【開催時間】10時~17時 ※作品によって公開日・公開時間が異なる場合あり
【会場】内房総5市 (市原市・木更津市・君津市・袖ケ浦市・富津市)
【総合プロデューサー】小林武史
【アートディレクター】北川フラム
























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