カジカガエル 里山に響く癒しの鳴き声 繁殖期を迎えて(千葉県市原市)




水辺から聞こえてくるカジカガエルの声は癒し系の美声。
関心の無い方にとっては何それって感じですが。
釣りに行っていた時によく聞いていて、いい声だなと思ったのが最初でした。

何の声かまだわからなかった時は鳥の声?と思っていたりしました。
漢字で書くと「河鹿蛙」鹿のような声からその名がつけられたそうです。

今まで声だけは聞いていたのですが、今回初めて鳴いている姿を見る事ができました。
とある小川からカジカガエルの声が聞こえ、これは姿が見れるかと探してみると岩に乗った小さな蛙を見つけ。
だんだん目が慣れてくると、あちこちに蛙の姿があり、鳴き声が響かせていました。

鳴いているのはオスだけで、繁殖期にメスを呼ぶための鳴き声だそうです。
鳴嚢という鳴き袋を膨らませて鳴く様子を見る事ができました。

日本最古の歌集「万葉集」の中にもカジカガエルに関する歌があるそうで。
万葉集は759年頃なので約1300年前から鳴いていたなんて驚きです。


繁殖期迎えメスの上にしがみつくオスの姿も見る事ができました。
「抱接」と呼ばれるそうです。
体形はメスの方がオスより大きいそうです。

メス探しに必死なオスたち、動いているものに闇雲に抱きついてしまうそうです。
この時も他のオスをメスと勘違いして必死に抱きついている姿が見られ、間違って抱きつかれたオスはリリースコールと呼ばれる声を出しオスだと知らせ離れさせるそうで、その声も撮影することができました。
・・・でも何度もリリースコールを出しているのに離れてくれず、しばらくしてやっと離れていきました(その様子も動画で見る事ができます)




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